物流パートナー企業インタビュー
有限会社小林物流
1969年設立
専務取締役 小林里望 様
「流通の基本価値を高める」「地元福島への貢献」「全従業員とその家族の幸せの実現」の理念のもと、地元福島の発展と関わるすべての人の幸せのために、地元に根付いた事業を行っている企業です。
現在、郡山市内に2つの倉庫を構え、輸送・保管のみならず、製品の切断や傷の補修などの生産工程に関わる部分も行う高い技術力や対応力を備えています。
- Q.
- 日本ロジテムとの出会いのきっかけは何ですか?
- A.
- 現在入居している倉庫家主さんからの紹介です。
もともと大手家電量販店物流センターの荷役作業を担当していました。2014年にそのお客様の撤退と同時期に倉庫家主さんから「うちの取引先である日本ロジテムさんという会社が本格的な東北進出への足がかりとして、福島県郡山市周辺の倉庫を探している。」というお話しがありました。
日本ロジテムさんがどんな会社なのか良く分からない中で、弊社の社長がロジテムさんとお話した時に、考え方とか、お互いの仕事に対する姿勢に共感し、意気投合したと聞いています。
- Q.
- 協力関係を結ぶ上で大切にしていることを教えてください。
- A.
- お互いの会社の強みを理解して、信頼関係を築くことが大切だと思います。弊社は、自社の仕事とは別に、ロジテムさんが賃借されている倉庫で、ロジテムさんが受注してきた仕事を一括してまかせていただいています。それぞれの役割を果たしながら、仕事を円滑に進めることを心掛けています。
- Q.
- 協力関係を結ぶ会社には、どのようなことを期待されていますか?
- A.
- 大局的な視点で、トラブルがあったときには素早くフォローして、一緒に解決してくれる会社さんがいいですね。
一方で弊社の長所は、高品質・スピード・対応力・提案力だと思っているので、型にはめられてしまうと、その良さがなかなか発揮できません。ロジテムさんは、弊社の良さを理解なさっていて、いい意味で適切な距離感を保っていただいています。
弊社は「任せてもらっているんだからやりきろう」「ロジテムさんにも利益を出してもらわないといけない」と思うと、余計に頑張れちゃう所があります。
社長もこれに共感して、「協業をやりましょう」となりました。結果として、弊社だけでやるよりも協業することによる良い結果が出ています。
- Q.
- 日本ロジテムと協業して良かったことは何ですか?
- A.
- 保管の際に温度管理をさせていただいていた商品があるのですが、輸出先で結露が発生していて大きな品質クレームになっていました。
いろいろ調べてみると温度ではなく湿度管理が必要な事がわかりました。保管場所に除湿器の設置を検討しましたが、弊社では資金的にも難しい状況でした。そこで、相談したところ「当社がやりましょう。」と直ぐに決断して、設置いただきました。
お客様からも、クレームが10%くらいにまで減ったと感謝の言葉をいただき、さらに取扱い量も増やしていただく結果となりました。
- Q.
- 今後目指す会社像は何ですか?
- A.
- 小林物流と組んで良かったなと思っていただけるように、お互いに会社をさらに発展させていきたいと考えています。
弊社はお客様からお仕事の紹介をいただくことも多いのですが、目の前の仕事を全力で取り組むことで、お客様の満足度も高まり、その結果として新しい仕事の獲得にもつながることができています。
従業員も一人一人がやりがいを持って、工夫しながら、自分たちでやりきるという気持ちで仕事をしています。標準化・平準化という時代に逆行しているのかもしれませんが、誰にでも出来る仕事ではなく、小林物流にしかできない仕事をこなす個性や強みを育てていきたいと思っています。
小林物流さんは、お客様はもちろん、社員一人一人にも真摯に向き合っている事が強く感じられます。これが小林物流さんの良い評判が口コミで広がっていく理由だと分かりました。当社も引き続き、小林物流さんのパートナーとして、福島県のサプライチェーンに微力ながら貢献していきたいと思います。本日は、ありがとうございました。
株式会社ミナト
2008年設立
代表取締役社長 池尻真琴 様
株式会社ミナトさんは2008年に前身の企業が創立以来、チェーンストアのセンター業務を特に関西地区でなさって来られ、数年前からは大手通販企業のセンター業務にも進出されています。それぞれの相手先企業特有の複雑な業務に柔軟な対応が可能な実力派企業です。
当社とは2020年に中部地区のセンター業務をお願いしたのがきっかけで、翌年には川越センターの業務を全面的にご担当いただいています。
- Q.
- お忙しい中、お時間を頂戴しありがとうございます。おかげさまで日々順調に業務が進んでおりお礼申し上げます。現在、川越センターでは何名くらいのスタッフの方が働いておられますか?
- A.
- 延べ200名のスタッフが日本ロジテムさんの大切なお客様のいろいろな業務を担当させていただいています。
- Q.
- スタッフの皆さんにお仕事をしていただくにあたって一番大切な事は何だとお考えですか?
- A.
- 安全です。スタッフの皆さんが日々安全に仕事をしていただけることが何よりも大切です。安全が大前提でその上で品質や生産性の向上が可能になると考えています。
- Q.
- 日本ロジテムと協業して感じた事を教えてください
- A.
- 二つの事を感じました。一つは当社のミスで問題が発生した際の対応です。 当社を責めることなく、お客様へのお詫びや原因の調査、対策の実施を一緒にやってくれます。スピードも速く内容もプロの仕事を感じさせるものでした。
もう一つは、当社が業務を安定的に継続できるように、業務の仕組みの改善やコストダウンの指導を常に頂いている事です。パートナーとはこういう事なのかと感じさせられました。
このような経験は今までなかったので驚きでした。当たり前ですがこちらも頑張ろうという気持ちになりました。
- Q.
- ミナトさんが業務の上で自信を持っておられるのはどういうところですか?
- A.
- 業務に必要なマンパワーの確保と、業務波動への対応です。また、有難い事にスタッフの定着率も高いと思います。そのためには送迎バスの運行や現場へのウォーターサーバーの設置など働いてくださる皆さんが何を望まれているかを常に考えていくことが私たちの役割だと考えています。
- Q.
- 2021年は、新型コロナや熱中症対策でご苦労されたと思いますが
- A.
- 正直なところ、初めての経験でどうしていいのか迷う場面もありましたが、日本ロジテムさんは相談するとすぐに具体的な答えが返ってくるので私たちが悩みを抱え込む事がなく本当に助かります。マスクや消毒用アルコールが手に入りにくい時期にも、それらを調達していただき感謝しています。
ミナトさんは今後、更なる業務の拡大をお願いできる信頼すべきパートナーだと感じています。お客様や従業員の事を第一に考えるという同じ気持ちの両社がともに手を携えて発展していくために力を合わせていきたいと思います。