1.立地および施設スペック
本計画地は、圏央道「寒川北 IC」から約4.2km、東名自動車道「厚木 IC」から約5.2Kmと、東名と圏央道の結節点である海老名エリアに位置する恵まれた交通環境により、首都圏と近畿圏、中京圏とを結ぶ広域物流拠点となる物流施設の集積地です。
建物概要としては敷地面積約18,110m²、総延床面積約37,470m²、地上4階建ての物流施設となります。
また、1Fトラックバースは45ftコンテナ車両に対応し、72時間対応の非常用発電機を備える等BCP対応も充実しております。
2.大規模な既存緑地を残し、Biophilic Design を取り入れた、ワーカーが心地よい自然を感じられる 「BIOPHILIC LOGISTICS CENTER」
本施設では、従前からこの地域にあり地元住民にも親しまれていた大規模な緑地帯を出来る限り残したいとの想 いから、約 3,000 m²の既存の樹木や緑地空間を保全いたします。この緑地空間につながる屋外テラスと1階ラウン ジを一体設計することによって、ワーカーが自然とのつながりを感じながらリラックス効果や生産性の向上を追求できることを目指した、MFLP 初の「BIOPHILIC LOGISTICS CENTER」です。
近年、自然とのつながりを感じられることで、疲労感やストレスが低減され、創造性や生産性、幸福度が上昇する ことが示され注目されている Biophilic Design を取り入れることで、通常の執務スペースから離れて気分転換しなが ら仕事や休憩時間、ランチタイム等に心地よく自然を感じながらくつろげる空間とします。
また、自然との一体感をより高めるために、1 階ラウンジには自然界の音空間をそのまま再現する KooNe (ハイ レゾ空間音響デザインソリューション)等を導入し、ウォールグリーンと自然素材家具を設置します。
加えて、五感でも自然を感じられるよう、共用部エントランスには自律神経を整える 100%天然のエッセンシャル オイルを使ったアロマディフュザーを設置し、リラックス効果が得られ自然な香りを感じられる設計としています。
物流業界における人手不足が重要な課題となっている昨今、本施設では、ワーカーの快適さを追求し、ワーカー の満足度向上と人材確保にも貢献することを目指しています。
3.ワーカーに配慮したサービスの拡充
ワーカー向けの無人売店設置、ラウンジへの Wi-Fi 導入、女性トイレへの OiTr導入などを検討します。ワーカ ーの快適さや、ワークプレイスとしての利便性およびジェンダー平等を追求した労働環境を整備します。
4.環境への配慮
本施設では、最高ランクの『ZEB』認証および DBJ Green Building 認証の取得を予定しており、屋上に設置する太 陽光パネルによる再エネ電力供給や屋内照明の LED化により省エネを推進し、MFLPでは「MFLP 海老名I」 「MFLP座間」に続く3施設目の「グリーンエネルギー倉庫」です。加えてMFLP初の試みとして、太陽光パネルによ る余剰電力を有効活用可能な、株式会社パワーエックス製蓄電池付き超急速EV充電器「Hypercharger」を導入し、さらなる脱炭素施策を推進してまいります。